令和元年11月7日(木)に、あきた理系プロジェクトの一環として、秋田大学教育文化学部附属中学校において、保護者・教員向け講演「理系で広がる明るい未来〜理工ガールの活躍する社会へ〜」を実施しました。当日は、32名にご参加いただきました。
本学大学院理工学研究科の山口留美子教授による講演では、テレビドラマシリーズや大学案内パンフレット、テレビCM、企業等のホームページといった多岐にわたる身近な情報から、女子学生の理系進路選択、理系分野の就職の現状についてお話いただきました。講演の中で、金融機関などの文系分野と認識されてきた企業においても、理系出身者の採用に力を入れているという現状などが紹介されると、参加者はメモをとるなど熱心に耳を傾けていました。
終了後のアンケートでは、「参加する前は子どもを文系に進ませたいと考えていたが理系に進ませたいと思うようになった」と回答された参加者10名を含め、「子どもを理系に進ませたい」と回答した参加者が92.5%にのぼりました。また、「大変参考になる内容でした。今度は講師ご自身の子ども時代や理系選択をした理由、子育てについて伺いたいです。」といった感想も寄せられました。
本プロジェクトは、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の次世代人材育成事業「女子中高生の理系進路選択支援プログラム」採択事業で、理系女子学生の増加、女性人材の裾野拡大を目標に、女子中高生およびその保護者・教員を対象とした取組を実施するものです。