秋田大学・国際シンポジウム「持続可能な男女共同参画のあり方を探る」を2月21日に開催しました(H23.2.25)
平成23年2月21日(月)にホテルメトロポリタン秋田において、『秋田大学・国際シンポジウム「持続可能な男女共同参画のあり方を探る」』を開催しました。県内外から70名を超える参加者がありました。
グローバル時代の男女共同参画を推進するためには、男女共同参画がより進んでいる国と地域の実情を目で確かめることが不可欠です。本シンポジウムでは、ドイツの男女共同参画の取り組みと問題点についての講演と、国際的比較を視野に入れつつ、大学における男女共同参画の問題点を把握するためのパネルディスカッションを行いました。
基調講演の講師としてドイツのテュービンゲン大学アジア地域文化研究所の研究員ハイディ・ブック=アルブレット氏を招き、「ドイツにおける男女共同参画の問題と取り組み」と題してご講演をいただきました。
ブック氏はドイツでの男女共同参画の取り組みを紹介した上で個人的な経験を語り、必要なことは金銭的援助ではなく保育園を増設するなどの環境作りが重要であると指摘されました。
また、第2部のパネルディスカッションでは、ドイツ、アメリカ、日本の研究者及び行政側から積極的に意見交換がされました。秋田大学では少しずつではあるが休暇の取得率も増加している様子が報告されました。また、個人がもっと権利を把握し、利用していくことが男女共同参画推進につながると結論づけシンポジウムを終了しました。
この講演会は、平成21年度採択 文部科学省科学技術振興調整費「女性研究者支援モデル育成」事業 秋田大学「大学間連携と女性研究者支援in秋田」の事業として開催しました。
項目名 | 内容 |
日時 | 平成23年2月21日(月) 13:30〜16:00 |
会場 | ホテルメトロポリタン秋田 3階ジュエル |
内容 | 1.開会 2.挨拶 秋田大学学長特別補佐 寺井 謙次 3.基調講演 演題「ドイツにおける男女共同参画の問題と取り組み」 講師 ハイディ・ブック=アルブレット氏 (テュービンゲン大学アジア地域文化研究所日本学科) 4.パネルディスカッション パネリスト ハイディ・ブック=アルブレット氏 (テュービンゲン大学アジア地域文化研究所日本学科) 山脇 幸美氏(秋田県生活環境部 男女共同参画課長) ドナルド・ウッド(秋田大学大学院医学系研究科准教授) 奥山 栄樹(秋田大学大学院工学資源学研究科准教授) コーディネーター 渡部 育子(秋田大学教育文化学部教授・男女共同参画推進室長) 5.閉会 |
主催 | 秋田大学 |
後援 | 秋田県 |