研究内容を教えてください
種鶏の能力向上、生産コストの低減、生産技術の向上、新規需要の創出等のテーマで、比内地鶏に関わる方々の収益性につながるような研究をしています。昨年度までは、新規に開発した種鶏を母系とした比内地鶏に適した飼料体系を検討する試験や、暑熱対策の試験を行っていました。今年度は異なる日齢の比内地鶏における肉質やおいしさに関わる研究を行っています。
2021.11
種鶏の能力向上、生産コストの低減、生産技術の向上、新規需要の創出等のテーマで、比内地鶏に関わる方々の収益性につながるような研究をしています。昨年度までは、新規に開発した種鶏を母系とした比内地鶏に適した飼料体系を検討する試験や、暑熱対策の試験を行っていました。今年度は異なる日齢の比内地鶏における肉質やおいしさに関わる研究を行っています。
私は強い信念をもって研究の道に進んだわけではありませんが、現在の仕事に大変やりがい(と責任)を感じています。
小さい頃から動物が好きで農学部を目指し、当時は自分が何をしたいか定まっていなかったので2年生から学科を選択できる東北大学に進学しました。そこから畜産に興味をもち、鶏の栄養に関わる研究室に入りました。たまたま研究室の先輩から紹介してもらい働いていたバイト先で比内地鶏を扱っていたこともあり、勝手に親近感をもち比内地鶏研究部がある秋田県庁を受験しました。希望通り1年目から比内地鶏研究部に配属され研究を行えているのは運がよかったな、と思っています。
私は一人暮らしをしているので、大学生の頃と生活はあまり変わっていませんが、なるべく家に仕事はもちこまないようにしています。また、休日は趣味で所属しているマンドリンクラブで楽器の演奏を楽しんでいます。コロナ禍になる前は旅行をしたりもしていました。
研究に限らずですが、何事も全力で取り組むことは楽しいです。研究職は頑張ったからといって全てが結果に結びつくことはなかなか難しいかもしれませんが、少しの気づきから次の大きな発見につながったり、頑張りが周りの人の励みになったり、自分の糧となったりすると思います。気負わず研究者を目指してもらいたいです。
●プロフィール
東北大学卒
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秋田県畜産試験場へ勤務(今年で4年目)
●マストアイテム
ご褒美のおやつです。畜産試験場は試験研究以外にも種鶏管理や種鶏供給などの経常事業があり、1日の半分は現場で鶏の体重測定や鶏舎の見回り等の作業をしています。重労働で体力を消耗するので、甘い物を食べると疲れがリセットされてその後の仕事も捗ります。