主な症状と対策
風邪を引いたとき
風邪を引いた時は薬を飲むことも大事ですが一番大事なのは、 『安静・栄養・水分』です。
きちんと休養を取り、胃に負担のかからないうどんやお粥など刺激の少ない食事を摂るように心がけましょう。
水分は多めに摂り、熱が出て汗をかいたときはこまめに着替えましょう。
部屋は湿度がある方がいいので、タオルを濡らして干したり、洗面器にお湯をはって部屋に置いておくと良いでしょう。 症状が3日以上も長引く時は病院に行きましょう。
胃の調子が悪いとき
吐き気があったり、ムカムカしたりする時は、無理せずに楽に感じる体勢で休みましょう。
吐き気のひどい時はすぐに吐くことが出来るように、枕元にビニール袋などをおいておくと良いと思います。
食事は胃に負担のかからないうどんやお粥などにし、刺激のある香辛料の多いものや脂っこいものは避けましょう。
下痢をしたとき
下痢はお腹にとどまってはいけない物を、身体が自然に排泄しようとする働きで起こります。無理に下痢をとめるのはよくありません。
下痢止めは飲まずに整腸剤を飲むようにしましょう。 身体は脱水気味になるので、少しずつ水分を補給するようにします。ただし、冷たい物を一度に飲むと下痢の症状が悪化しますから、 温かい物を少しずつ飲むようにしてください。
例えば、ポカリスエットなどイオン飲料をレンジで少し温めて飲むようにするといいと思います。食事は胃の調子が悪いときと同じように、胃や腸にに負担のかからないものを食べるようにしましょう。
擦り傷・切り傷が出来たとき
傷口が汚れていたらきれいな水でよく洗い流しましょう。
出血が多いようならガーゼを当てて5分以上圧迫し止血しましょう。 傷が深い場合は応急手当をしたあとに、なるべく早く病院へ行きましょう。 市販のばんそうこうで、止血効果の高いものや、傷の治りが早いものもありますから、状態を見て、使用してみてください。
いずれの場合も、まずは良く洗浄することが大切です。
捻挫・打ち身・突き指をしたとき
患部をなるべく動かさないようにし、よく冷やしましょう。
捻挫に限る話ではありませんが、応急処置の基本的な処置方法のひとつに「RICE処置」と呼ばれる応急処置方法があります。
このRICE処置の「RICE」とは、各処置のアルファベットの頭文字をとったもので
●Rest(レスト) ⇒ 安静
●Ice(アイシング) ⇒ 冷却
●Compression(コンプレッション) ⇒ 圧迫・固定
●Elevation(エレベーション) ⇒ 挙上
という意味があります。
特にアイシングは、捻挫や打撲の直後にしっかりと行うと、内出血を防ぐ効果があり、大切な処置です。
突き指をした場合は無理に指を引っ張ったりすると、かえって炎症がひどくなる場合があります。まずは、指を動かせるか確認してください。激しい痛みで動かせない場合は、骨折を疑います。
ハレや痛みがひどい時は、病院へ受診してください。
やけどをしたとき
水道水などの流水で少なくとも20分以上冷やすようにしましょう。
衣類などは無理に脱がさないようにし、衣類の上から水をかけるようにしましょう。
冬などの寒い時期は直接水がかかると身体が冷えすぎることがあるので、洗面器などで水を受け、そこに患部を入れると良いでしょう。 水ぶくれはつぶすとそこからばい菌が入って感染する恐れがありますから、つぶさないようにして、速やかに皮膚科等を受診しましょう。
湯たんぽやハロゲンヒーターなどでも長時間あたっていると低温やけどを起こすことがありますから、注意して使用してください。