笑顔が自然にこぼれ、時が経つのを忘れるような、
いつも新鮮な外国語活動をつくっていきましょう。
♪「笑顔が自然にこぼれる」のは、本当に楽しいと思う時です。自然に顔がほころんできて、友だちや先生や外国の人々と楽しくふれ合える言語活動を、こどもたちのために提供できたらと思います。
♪「時が経つのを忘れる」のは、夢中になっている時です。言語について学習する言語活動ではなく、身体を動かし、遊び、そしてコミュニケーションをとっている間に自然に付随的に言語が学習されるような言語活動をデザインしていこうと思います。
♪「いつも新鮮」であるためには、常に改善点を見出そうとし、発想の新陳代謝を活発にする努力が必要です。知識や情報の収集を積極的に行い、言語活動をより効果的なものにしていきたいと思います。
佐々木先生の専門
佐々木雅子先生の専門は、応用言語学、英語教育です。
「グローバルな社会で自己実現できる人材の育成」を行う英語教育でありますように。
これが私の研究の根本にある考えです。そして、次の3つが私の研究の大きな柱です。
- オーラル・コミュニケーション能力の育成を活性化する指導法。国境を越えたコミュニケーションができるよう、知的、精神的交流に欠かせない口頭英語運用能力の育成を追究しています。
- 「タスク」「フォーカス・オン・フォーム」を基軸とした小中高大それぞれの教育段階での授業構築について試行錯誤しています。
- 英語教師教育。大学の教員養成課程での英語教師の育成方法の充実発展を模索しています。
プロフィール
1987年3月秋田大学教育学部卒業後、7年間秋田県内の高校で英語教諭として勤めました。その後、新潟大学大学院で教育学修士、イギリスのレディング大学の大学院でMAを取得しました。1997年4月からの6年間は秋田大学医療技術短期大学部に勤め、2003年4月からは現在に至るまで大学教育文化学部で教育、研究に携わっています。これからも自分の可能性を広げ深める努力をしていきたいと思います。
教育研究内容は、下記のURLが参考になると思います。
みなさんへのメッセージ
「英語を意のままに使えたら何ができる?」この質問の答えは十人十色でしょうが、十人十色に共通な包括的な答えとしては、「自分の可能性をより広く深くすることができます。」ということが言えるでしょう。英語だけでなく、他の外国語も使えたら、その可能性はさらに広く深くすることができるでしょう。長期的視野で小学校の「外国語活動」を捉えると、「外国語活動」は中学校、高校、大学で展開されていく英語教育のスタート地点に位置付けられます。始が肝心です。この始の「外国語教育」を充実させることが、「グローバルな社会で自己実現できる人材の育成」を行う英語教育の実現につながると思います。笑顔が自然にこぼれ、時が経つのを忘れるような、いつも新鮮な「外国語活動」をみなさんと一緒に育てていけたらと思います。どうぞよろしくお願いします。