ニューファンドランドメモリアル大学
(カナダ)
カナダのニューファンドランドにあるメモリアル大学(Grenfell campus)に約四か月間留学をしていた教育文化学部地域文化学科三年次の木内友麻です。私の留学生活を紹介させていただきます。
まずは、私が住んでいたのはどのようなところなのか。皆さん、ニューファンドランド知っていますか?カナダにある島です。そこの島の中のコーナーブルックという町にあるキャンパスに通っていました。かなりの田舎です。補助金のために日本に航空券の半券を送らなくては、一番近い郵便局はどこなのか、なるほど、歩いて往復一時間ですか…不便だな。ムースというカナダでよく出没する秋田で言うカモシカみたいな動物なんですけど、大学内によく現れます、かなりでかいんですよ、あいつら。学生のディスカウントがあるから少し遠くにあるスーパーに行くためにタクシー使うか。タクシーに乗車。タクシードライバーの訛りが強い…。伝わりましたか?ここがどれだけ田舎なのか。だけど私は大好きです。なんてったって人が温かい。とにかく温かい。何かわからないことがあって通行人に話しかけたとしてもみんな嫌な顔一つせず、笑顔で丁寧に聞いたこと以上のことを教えてくれる。これが田舎のいいところですよね。また、何と言っても自然の豊かさ。勉強のストレスも自然が解消してくれました。そしてニューファンドランドにはたくさんのユニークな文化があります。たくさんの経験をすることができました。やはり直接異文化に触れたいのなら、田舎を選ぶのがベストだと感じています。というような場所で四か月間留学を満喫しました。こんな話よりも学校に関する話を聞きたいですよね。これから勉強に関して話していきたいと思います。
学校に関して。私は語学学校に通っていたため、英語のみを勉強しました。単位互換は一つもないので交換留学っていうよりも語学留学という感じです。結論から言いますと、かなり英語力伸びました。リーディング、ライティング、リスニング、スピーキング、すべてにおいて伸びました。ただ、かなりきつかったです。授業の数が多い。基本的にすべての授業が1コマ50分で、毎日平均5コマありました。多い日には6コマも。高校の授業を思い出しました。きつかった。授業の内容は、毎日2コマある統合スキルの授業と、ほぼ毎日ある文法の授業がメインでした。そのほかは小説を読む授業や、ディスカッションといって決まったトピックに関してグループで話し合いをするスピーキングの練習をする授業や、その他もろもろありました。ここの語学学校の授業は英語の重要な4つのスキルすべてを網羅しています。先述したように、かなりハードです。しかし、行く価値はかなりあります。皆さんに本当にお勧めしたい。
お勧めしたい理由としては、まず、効果抜群。きついが、乗り越えたときの達成感をみんなに味わってもらいたいです。達成感を味わう頃には自分の英語力が向上していることも実感できると思います。それと、人ですね。ここの語学学校(通称ESL)では、先生が家族のように感じるほど親身になってくれます。また、ESLはいろいろな授業外の活動があり、ESLの友達と過ごす時間がたくさんあるため、すごく仲良くなります。本当にみんなが私の家族のように感じます。一つのクラスに12、3名程度なので、先生方のサポートが本当に手厚いです。すべてのカリキュラムを修了した今、本当に感謝しかないです。それと日本に帰ることがさみしいです。大好きな友達に囲まれ、親のような先生達に教えていただける幸せな毎日。当たり前になりつつあった生活はあっという間に幕を閉じてしまいました。時間の流れがとても速く感じました。それは毎日が充実していたからです。これ以上に英語を学ぶのに最高な環境はないと胸を張って言えます。メモリアル大学の先生方に恩返しという意味も込めて、日本に帰ってからこの大学に来る生徒の数を増やせるように尽力したいです。英語だけでなく、人の温かさにもたくさん触れられた四か月間でした。
まだまだまだまだ話したいことはあるのですが、一番言いたいことは、皆さん挑戦してください。英語を話せるようになりたい。そんなこと誰だって言える。ただ言うだけなら簡単です。本当に英語を話せるようになりたいのなら、なにか実行に移さなくてはいけません。挑戦をしなくては何も変わりません。満足のできない状況の維持のみです。もちろん挑戦は怖いことです。実際、留学前は不安に押しつぶされそうでした。しかし、逃げずに必死に食らいつきました。その結果、世界が変わりました。”Get out of your comfort zone.” 私はこの言葉を、“自分の可能性の開拓”と意訳します。自分が今いる場所から抜け出し、新たな自分と出会い、新しい自分の可能性を見つける。怖くても逃げない、真正面からぶつかる。苦労をした分、人は成長する。この海外留学便りが誰かの挑戦のきっかけになることを願い、締めたいと思います。
最後まで読んでくれた方、ありがとうございました。
実りのある人生を。
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