友人とのひと時(本人右から二番目)
Japan Night
(本人前列真ん中、赤いネクタイ)
小学校での日本文化紹介
(本人右)
私の誕生日パーティーにて
(本人真ん中)
こんにちは。私は教育文化学部英語教育コースの京谷佳凜です。アメリカのセントクラウド州立大学に1年間留学しています。セントクラウドはミネソタ州にある市で、雰囲気はとても秋田市に似ています。ミシシッピ川や数多くの湖を持った、自然豊かで美しい場所です。大学には世界各国からたくさんの留学生が集まるので留学生サポートがとても充実しています。学生全員が快適に大学生活を送れるよう、LGBTや人種問題、フェミニズムに積極的に取り組んでいる大学なので、トラブルなく安心して過ごすことができると思います。
この大学では、2セメスターを通して、自分の専攻である英語教育に関する授業をメインに取りました。アメリカの大学はとても予習や課題の量が多いので大変ですが、クラスメートとディスカッションする機会も多く、実践的な授業が多いのでとてもためになります。英語教育系の授業では、自分で実際にテストや授業計画をつくったり、留学生向けに大学内で開講されているEAP(English for Academic Purpose)やIEC(Intensive English Course)の授業を参観して分析したりしました。後期には自分の専攻以外にもフェミニズムと人種問題についての授業も受けました。それらはアメリカで盛んに議論され続けているトピックなのですが、私はそれまであまり深く考えることがなかったので、自分の知見を広げる良い機会になりました。
授業以外の面でも色々なことに取り組みました。まずはクラブ活動として、JP Networkという日本人と日本に興味のある外国人が集まる団体に所属していました。後期からは幹部のメンバーに選んでいただき、運動会やハロウィンパーティー、小旅行などを企画運営したり、日本文化クラスの運営をしたりしました。幹部として働くのはとても忙しく、大変なことも多かったのですが、英語を使ってリーダーシップを取ったり、他のメンバーと協力しあったりするのは自分にとってとても貴重な経験になったと思います。学校以外でも、地元の小学校で日本文化を紹介するプロジェクトを立ち上げました。日本のお正月をテーマに、カルタや福笑いをして子どもたちと遊んだのですが、みんな日本に対して強い興味を示していてくれていてとても嬉しかったです。また、夏休みが4か月あったので、学内にある保育所でボランティアをしていました。英語で他のスタッフとコミュニケーションを取りながら働くのに最初は苦戦しましたが、次第に慣れて、子どもたちへの指導もうまくなりました。
セントクラウドでは私のこれからの人生に繋がる素晴らしい経験をたくさんすることができました。その中でもなにより大きいのは、人との繋がりです。アメリカ人だけでなく世界各国からの色々な人たちと友達になることができました。みんなそれぞれバックグラウンドが違うのでぶつかることもありましたが、お互いの文化や考えを共有しあう中で、今まで自分の価値観でしか物事を見て来なかった私が、色々な視点を持てるようになりました。言葉や文化の壁を乗り越えて本当に信頼できるようになった仲間は一生の財産になると思います。ここで得た経験を今後に生かせるように帰国後も頑張りたいと思います。