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留学を希望する方へ
留学体験記

北華大学
(中国)

2018(平成30)年度
派遣交換留学
国際資源学部4年
山本 一毅

遼寧省のフーシュン炭田

冬のキャンパス

吉林市中心部

広東人の友人たちとBBQ

 你好!中国の東北地方、吉林省吉林市にある北華大学に約一年間交換留学をしている山本一毅です。吉林市は吉林省で二番目に大きな街であり、ここの人は最も標準語に近い中国語を話すと言われています。

 授業は大学の東キャンパスにある国際教育交流学院で行われ、大きく初級?中級?高級に分かれています。授業内容は中国語の総合?スピーキング?リスニング?漢語水平試験対策のための4種に加え、希望者は映画や書道、太極拳の課外クラスを取ることが出来ます。8時に始まり、一クラスが30分の休憩を含む二時間構成になっており、週に12クラスあります。先生方は熱心に教えてくださり、一クラスも10~15人の小規模のため学習環境は良好です。自習室も開放されています。

 留学生寮は川沿いの少し辺鄙な場所にあり、キッチンがやや汚いですが、食堂や高性能な防犯設備があり、洗濯機やシャワー、温水暖房が付いていて寒さの厳しい冬でも快適です。寮は2人部屋ですが十分な広さです。学生食堂やスーパーは1㎞ぐらいで、30~50分ほどバスに乗れば中心街にも行けます。留学生はインド、韓国、ロシア、ソマリアからの学生が最多ですが、その他の地域からも来ています。市内に日本人はほぼおらず、家族が吉林出身の方、日系企業や日本料理店、日本語教師の方が大半で、合わせて20人以下ではないかと思います。

 私は所属コース生として初の語学留学生であり、北華大学が迎える初の秋大生だったため情報が乏しく、準備に当たっては窓口担当の杜威先生や国際課の方に助けていただき、現地では留学生課の方や友人たち、現地の日本留学経験者の方々に支えられ、得難い経験を積むことができました。特に、北から南まで全土を旅し、トラブルを乗り越えながら、中国に生きる多種多様な人たちと関わり合えたのは一生の財産です。中国人は日本人と似ているようで価値観が大きく違い、美徳や礼儀のこだわる部分が異なります。そして、彼らは話すことが大好きです。もともと口数が少ない私は中国留学では色々な思いをしましたが、敬意をもって正面から向き合い、遠慮せずハッキリと伝えようとすれば耳を傾けてもらえます。生活費も安いですから、皆さんも一度来てみてください。加油!!

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