你好!国際資源学部資源政策コースの伊藤聡子です。私は2020年の2月から2021年の1月まで台湾大学で交換留学をしました。このレポートでは、台湾大学での授業や活動の詳細、台北での暮らし、留学生活中の反省について書こうと思います。
私は、台湾に行ってから中国語の学習を本格的に始めました。そのため、台湾大学では初級の中国語の授業をとりながら、歴史や資源、台湾に関する授業を英語で履修しました。大きな大学で留学生も多いため、英語の授業が豊富で、幅広い分野を英語で学ぶことができました。特に印象に残っている授業は、“Women and Taiwanese Society”という台湾の女性に関する社会問題を取り上げたものです。授業では、台湾の女性の人権を開放する運動や活動家を、歴史を振り返りながら学びました。また、留学生と現地学生が一緒に活動するグループワークもあり、異文化を持つ学生たちと意見交換もできました。この授業での講義や活動を通して、自分の女性としての生き方や日本社会に生きる女性についても考えるようになりました。また、私は日本語学科の授業にも会話練習相手として参加していたのですが、多くの学生と交流する機会を持つことができました。出会った学生たちとはたくさん思い出を作ることができ、授業に参加してよかったなと思います。
台湾大学では授業以外に、アカペラサークルに参加しました。アカペラ経験は全くなかったのですが、サークル紹介でパフォーマンスを見て楽しそうだと思い参加を決めました。練習を重ねるごとに、アカペラらしく歌声がまとまっていったり、メンバーとも打ち解けたりしてとても楽しかったです。クリスマスにあったコンサートでも先輩や観客の方から「上手だった!」とほめてもらって良い思い出ができました。
台北では不自由なく暮らすことができました。寮の近くにはコンビニやご飯屋さん、スーパー、警察署、病院があります。日用品の物価は日本とあまり変わらないと感じましたが、食費は安く抑えられたと思います。外食がほとんどでしたが、屋台で買ったり、ご飯屋さんでテイクアウトしたりして、1日3食を1000円で食べることができます。
学業での反省点は、授業の履修数が少なかったことです。前学期は、台湾大学という名門を前にして弱気になってしまったのか、履修していた授業は多くありませんでした。後学期からは、積極的に授業を履修していたため充実した日々を送ることができました。そのため初めから物怖じせずに履修すればよかったと思います。生活面での反省点は、お金の使い方です。「買一送一」といって、2つその商品を買うとそのうちの1つが無料になるという言葉があります。普段買わないような少し高い商品も「買一送一」になっていると、ついつい買ってしまうことが多々ありました。
留学生活の中には、楽しいこともつらいこともありました。その都度、多くの人が無償の愛で私を助けてくださいました。そのおかげもあって自分は成長できた、いい意味で強くなれたと感じます。留学を終えて今思うことは、留学で得た成長が試されるのは、今だということです。留学での学びを自分のものにできるよう、これからも周りの支えに感謝しながら、今を大事に過ごせたらと思います。謝謝!
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