こんにちは。国際資源学部資源政策コースの村上瑳代です。私は8月から12月までフィンランドのロヴァニエミにある、ラップランド応用科学大学という大学に在籍しました。冬にはマイナス20度の寒さで、オーロラとサンタクロースが有名な場所です。ここでは観光の学部に所属していました。観光に関することと、ラップランドならではのトナカイや土地利用に関することを学びました。
授業では今までとは異なるスタイルの授業ばかりで戸惑いもありましたが、そのぶん楽しくもありました。グループで観光ツアーを企画し実際に生徒たちだけでツアーを実行するという授業では、自分たちが考えたものが社会とのかかわりを持って形になるという、実践的な経験を積むことができました。また、トナカイに関する授業では農場に行ってトナカイ選別を体験し、人々がどのようにその行為を行っているかを実際に目と体で学びました。
ほかの交換留学生との交流も良い経験でした。学生寮では、5人で一つのフラットを共有していて、みんな出身国も、話す言葉も、勉強していることも違いました。それぞれが電話をしているときは誰が何を話しているか全くわからないのに、英語で話すとみんなが分かり合えるという状況では、英語の大切さと言葉の興味深さを体感しました。友達と旅行に行ったときは、文化の違いと疲れからけんかをして言い合いになったのもいい思い出です。
フィンランドに行く前、フィンランドが幸福の国といわれている理由は何なのか疑問に思っていましたが、留学中にその答えの一つは自然が身近にあるからだと発見しました。窓の外を見ると美しい木々が、少し外に出て歩くと、どこまでも続く空と自然が広がるこの場所では、心の中の悲しみやしょんぼりした気持ちがいつのまにかすーっと消えて行ってしまいます。秋は木々の美しさと太陽の温かみに癒され、冬は雪のきらめきと夕日が橙色に染める空の色に元気づけられました。夕方になってだんだんと気温が下がり、少しずつ凍っていく湖を寒いのも忘れて見ていたときのことは、忘れることができません。
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