本センター 水田 敏彦 教授のコメントが新聞掲載されました。(R6.7.15)

金鲨银鲨_森林舞会游戏-下载|官网6年7月15日発行の、秋田魁新報「記録的大雨 1年 被災者『避難せず』6割超 秋田魁新報など当時の行動調査 識者『教訓生かし、早期行動を』」の記事の中で、本センター 水田 敏彦 教授のコメントが掲載されました。
この調査は、秋田魁新報と秋田大、東京農工大が、昨年7月の記録的大雨で被災した秋田市中心部の2千世帯を対象に、心理的影響に関する項目などについて聞いた共同調査です。
調査では、「避難行動」に関しても質問をしており、「必要項目に回答した人のうち、住家被災者539人について集計したところ、『避難した』は181人(33.6%)で、残る358人(66.4%)は『避難せず』だった。」との調査結果を報じています。さらに、避難しなかった理由としては、「想定外だった」が159人(44.4%)で最多であったとの結果を報じています。また、一方で、避難した人の行動のきっかけは、自宅近くが浸水するなどの「災害切迫」が43人(23.8%)、玄関先まで水が入り込んだり、救助されたりした「被害発生?救助」が40人(22.1%)であったことも報じています。
水田教授は「大雨は確度高く予測が可能で、被害は想定されていた。水が迫る中で外に出るのは危険」と述べ、「今後も大雨による災害に襲われる可能性がある中で、避難指示など避難情報の有無にかかわらず、さまざまな指標を持って自ら判断する必要がある―と強調する。」と掲載されています。
この他、避難を始めるきっかけとして、「災害切迫」、「被害発生?救助」に次いで、「家族らの声かけ」が多かったと調査結果を報じており、この中で、水田教授は、「日頃の訓練や家族の話し合いで、災害発生前に避難することができる。命を守るため、ぜひそうしたソフト面の対応も取ってほしい。」とコメントしました。